子どもの成績を上げるためには、学習塾やオンライン講座などさまざまな方法があります。中でもマンツーマンで指導してもらえる家庭教師は、教師の質や子どもとの相性が必要です。利用後に変更したいと考える人もいるでしょう。この記事では家庭教師を変えたくなった時のポイントについて紹介するので、変更を考える人は参考にしてみてください。
こんな家庭教師は変更すべき?
マンツーマンで学習指導をしてもらえる家庭教師は、少子化の現代では需要が増えています。学習面でも人間面でも優れた能力を持ち、子どもとの相性がよい先生であれば確実に成績を伸ばせられるでしょう。しかし中には質が悪かったり、子どもとの相性が合わない先生もいます。
家庭教師は先生の質や、子どもとの相性が重要なのです。しかしどのような先生なら変更すべきか、どうしたらスムーズに変更できるかが分からずに戸惑っている人も多いです。まずは変更すべき家庭教師の特徴について知りましょう。
成績がなかなか上がらない
子どもの成績はすぐに上がるものではありません。しかし高い金額を払い、家庭教師を利用する目的は成績を上げるためです。家庭教師を利用してもなかなか成績が上がらなければ、利用する意味はありません。成績上昇にはある程度時間がかかるため、少なくても3か月ほどは様子を見るようにしましょう。
頻繁に変更をお願いしては先生の実力もわかりません。子どもも慣れるまでに時間がかかってしまうでしょう。3か月~1年ほど様子を見て、成績が上がらないようなら家庭教師の変更を考えてください。
指導時間以外の学習方法をアドバイスしない
授業時間外の学習方法のアドバイスがない先生も変更するべきです。家庭教師の仕事は子どもの成績を伸ばすことです。週に数回の授業だけでは、成績を伸ばすのは難しいでしょう。成績を伸ばすためには、学んだことをしっかりと理解し、定着させるのが大切だからです。
授業以外の時間の学習があるからこそ、学んだことが身につきます。生徒のことを考え、確実に成果を出せる先生は授業時間以外の学習方法も提案してくれるでしょう。
授業態度に問題がある
たとえ頭がよくても、人間的にできていない先生は変更するべきです。態度や行動にはその人の気持ちが表れます。仕事に誇りを持ち、子どもとしっかり向き合ってくれる先生であれば礼儀正しいはずです。言葉づかいが悪い、遅刻が多い、あいさつができないような先生は意識が低いのです。
子どもを安心して任せることもできないでしょう。授業中に他事ほかごとをしている先生も、教える意識が足りません。
子どもとの相性が悪い
子どもとの相性が悪い先生も、変更するのがおすすめです。先生も人なので、合う合わないがあります。よい先生であれば変更を迷うかもしれませんが、優先すべきは子どもです。相性が悪い先生をストレスに感じ、勉強に身が入らないこともあるでしょう。
授業日程の変更が多い
あらかじめ決められている授業の変更が多い先生や、日程の調整が難しい先生も変更を考えた方がよいです。特に家庭教師が学生の場合、試験やプライベートを優先させることもあります。成績を上げるためには、学習の習慣付けが大切です。毎回きちんと授業を行える先生を選ぶようにしてください。
変更の理由と伝え方について
いざ家庭教師を変更する時に、変更理由をどのように伝えたらよいか迷う人も多いです。家庭教師を変更したいときには、正直に迷いなく伝えるのがポイントになります。先生との相性が悪かったり、どうしても成績が上がらない場合には申し訳なさや後ろめたさを感じてしまうかもしれませんが、高い金額を払っているのは親です。
変更してもらう権利もしっかりあります。変更を告げられた先生は一時的に不快な思いをするかもしれませんが、後々本人のためにもなります。トラブルを起こさないためにも、変更したい理由ははっきりと伝えるようにしてください。お互いのためになるでしょう。紹介する方も、より希望に沿った先生を紹介してくれます。
また変更する際には、家庭教師に希望する条件を伝えるようにしましょう。相手も派遣する先生を選びやすくなります。それでは、具体的な変更理由別の伝え方を紹介します。
成績が上がらない場合
変更を依頼するときには「成績がなかなか上がらない」と正直に伝えてください。成績が上がらない科目や、テストの点数など具体的に伝えるようにしましょう。その上で「テストの点数を〇点上げたい」「国語が得意な先生にして欲しい」など次の先生に希望することをしっかりと伝えます。
態度が悪い場合
変更を依頼する時には、態度や言葉遣いに問題があることをしっかりと伝えてください。「遅刻を〇回した」「言葉遣いが悪い」など具体的な行動を伝えるのがポイントです。曖昧な表現ではただのクレームになってしまいます。そのうえ上で違う先生を希望することを伝えましょう。礼儀正しいしっかりとした先生を紹介してくれます。
変更時にトラブルを防ぐポイントとは
最後に、変更時にトラブルを防ぐポイントを紹介します。親としては先生を変えて欲しいですが、家庭教師側は仕事を失いたいとは思いません。ポイントを抑えることで、両者が気持ちよく変更を受け入れられるでしょう。トラブルを防ぐためには、先生の変更に仲介役を入れてもらいましょう。
家庭教師派遣会社であれば、スタッフにお願いができます。人間的にできている先生であっても、変更されるとよい思いはしません。直接先生に変更を伝えると、感情的になったりトラブルの原因になったりもします。直接先生に伝えるのではなく、必ず第三者に間に入ってもらうようにしてください。
次の先生の希望条件を伝えるのも大切です。一度家庭教師を利用すれば、どんな先生との相性がよいか、どのような指導をして欲しいかがはっきりします。自分の希望をしっかりと伝えるほど、より条件に合った先生を紹介してもらえるのです。派遣する側も的確な人物を紹介しやすくなります。
また、変更の際にお金がかかるかも確認しましょう。家庭教師派遣会社によっては、変更にお金がかかることもあります。
まとめ
家庭教師を利用する目的は、子どもの成績を上げることです。高い金額を支払う親はなかなか成績が上がらなかったり、子どもとの相性が悪かったりする先生は変更をお願いする権利があります。変更をお願いするときは、後々トラブルにならないように、ためらうことなくしっかりと伝えてください。お互いのためにもなります。
また変更時にトラブルを防ぐポイントをしっかりと抑えることで、次の家庭教師によりよい先生を紹介してもらえるでしょう。